太陽光発電 導入ガイド
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太陽光発電 導入ガイド > 太陽光パネル・太陽電池の保証期間・保証内容について

太陽光発電を選ぶ3つのポイント太陽光発電を選ぶ3つのポイント

太陽光発電の耐久性と保証・メンテナンスについて

太陽光発電で長期に渡って発電してもらわないといけないわけですが、そもそも耐久性は大丈夫なのでしょうか。また、故障したときの保証やメンテナンスはどう考えれば良いのか、将来気になることについて解説します。

太陽電池の耐久性はどの程度あるのか?

太陽光パネル太陽光電池・パネルの表面は強化ガラスで鳥の衝突やいたずら、強風で木の枝が当たった程度では破損しません。また強化ガラスの一部が万が一破損してもバイパス処理と呼ばれる発電量がゼロにならない設計(不良箇所を迂回し、隣の電極を通し電気が流れる設計)になっています。ですので、思ったよりも耐久性は高いと思って大丈夫だと思います。

しかし以下のような事象の起因となるため、保証を適用し早期交換することをお勧めします。

  • バイパス処理により隣接する電極に負荷がかかり、熱により電極が切れる・焦げるなどホットスポット現象が発生する
  • 破損箇所から水がはいり、電極が破損することでモジュール全体の発電に悪影響がでる

あまり故障が起こるようなことではありませんが、100%安心はしないで故障する原因は必ずありますのでメーカーの保証をしっかり受けてメンテナンスを継続的に行うようにしましょう。

太陽光電池・太陽光パネルの保証内容と保証期間は?

a1130_000176.jpg10年前後の期間で、初期投資費用の償却を終えた後も発電能力が大きく落ちないことが求められます。国内の主要なメーカーでは、システム全体の10年保証を実施しているため(ソーラーフロンティアはモジュールのみ出力保証20年)国内メーカーの太陽電池に関しては、故障や性能の劣化を心配することは必要ありません。

一般的に以下のような保証内容となっています。

  • 設置後10年、発電能力が公称出力81%下回った場合(JIS規格)、メーカーの責任でモジュールやその他の機器の不具合を無償で修理・交換する
    • ※太陽電池の性能・耐久性が安定している現在、81%を下回る例はあまりありません
  • 落雷や台風といった自然災害による破損、火災による破損の保証(火災保険で支払われなかった残額)

また太陽電池はパワコンなど関連機器を比べ、稼働する箇所がないので長寿命です。発電した電気を電極を通し送電する役割のため、電極の線が膨張などで遮断するような場合に限ります。

関連部分については交換が必要

太陽光発電システムを10年以上利用する場合、パワコンとメーターの交換が必要となります。特にメーターで電力会社で交換費用の負担の考え方が異なるため、あらかじめメンテナンス費として調査することをお勧めします。

パワコン
設計寿命が10~15年で交換。電気が流れ稼働部の部品が故障する
大きさ・容量によるが、高くても20万程度 ※今後は5~6万と安くなることが予想される
メーター
売電・買電要の電力量計部分にあたり10年で交換
※東京電力は交換費用も東京電力が負担だが(個人宅の場合)、沖縄電力は個人負担と電力会社で対応が異なる

海外製の太陽電池の保証はどうなの?

海外製品の太陽光発電・パネルには大きな魅力があり、やはり日本製に比べて安いという点でしょう。ただ、海外製の太陽電池は特に新興国の場合、専業で運営しているため国の方針で企業への補助や助成制度が変動し経営がぐらつく可能性があります。また国策企業においても同様、国の考え方1つで存続するか左右されます。ですので以下のようなリスクがあります。

海外製製品のリスク

  • 倒産・撤退・事業縮小
  • 国の方策により撤退を余儀なくされる

このような理由から長期保証があっても強くお勧めすることはできません。海外メーカーを選択する場合はこのようなリスクを把握し考慮する必要があります。しかし性能は日本製と差がないため、総額が日本製の半額であれば償却のめどがついた時点で今後のプランを最高できるので1つの選択ともいえます。

中国サンテックや米国サンパワー社(東芝販売)、ドイツQセルズ、台湾や韓国製の太陽電池はパネル単価は安いが、設置工事費が高め日本製とトータルな差がありません。また米国ファーストソーラーは有名ですが、日本の規制厳しい原料・カドミウムを使用しています。

見積りの際に保証内容を確認することが大切

一括見積りなどで複数社に見積もりを依頼することになりますがそこで提示されるメーカーは様々だと思います。そこでメーカー側の保証内容はどうなっているのか確認しましょう。確認ポイントは保証期間・保証範囲・自己負担部分・故障実績です。この4つを比較しておけば大丈夫だと思います。これらを考慮して見積もりを行うことが大切です。初回見積り後に聞けば問題ないと思います。